今週は、予想通り米政策金利は利下げとなるも、パウエル議長の追加利下げ牽制発言により米ドル高が進行しました。

AUDCAD（豪ドル／加ドル） は、豪CPIの強い結果で豪ドル高となるも、その後の米ドル高で上下に揺れる展開。

来週は、豪政策金利の発表が予定されており、豪ドルの動向に大注目です。

相場環境チェック（動画あり）

• ドル円（USD/JPY）
  　米政策金利発表後に米ドル高が進行。木曜には一時154円台を突破し、年内の高値更新が視野に。
  　目安は 154.8円が抵抗帯、151.9円が中間点、149円が支持帯。
  　移動平均線（20日）での押し目買い意識が強く、引き続き上昇トレンドが継続中です。

• ユーロドル（EUR/USD）
  　米ドル高の影響で下落し、1.154付近の支持帯まで接近。
  　1.178が抵抗帯、1.166が中間点、1.154が支持帯。
  　ドルインデックスが100手前で推移しており、さらなる下抜けリスクに警戒が必要です。

• ゴールド（XAU/USD）
  　週中に3900ドルで下げ止まり、その後反発し4000ドル台を回復。
  　依然として上値の重さは残るものの、3900／3950／4000ドルが節目として機能中。
  　今後も50ドル刻みのサポート帯を意識して監視していきましょう。

• AUDCAD（豪ドル／加ドル）
  　豪CPI後に豪ドル買いが進行するも、米ドル高で打ち消される形に。
  　0.663が抵抗帯、0.652が中間点、0.641が支持帯。
  　来週火曜の豪政策金利で方向性が出やすく、特に上方向ブレイク時の勢いに注目です。

来週の注目イベント

• 11月5日（火）12:30　豪政策金利発表
• 11月6日（水）22:15　米ADP雇用統計
• 11月7日（木）21:00　英政策金利発表

👉 豪政策金利で豪ドルの方向感が出やすく、
　その後の米ADP雇用統計が米ドル動向を左右する可能性があります。
　週中から週後半にかけて値動き拡大に要注意です。

来週は「豪政策金利と米ADPに注目」

• 米利下げもパウエル発言でドル高維持
• ゴールドは3900ドルを支えに反発も上値重い
• AUDCADは豪政策金利でトレンド発生の可能性

👉 来週は、豪政策金利発表を起点に相場の流れが変化する可能性あり。
　週後半の米ADP雇用統計も意識しつつ、リスク管理を徹底しながら慎重に対応していきましょう。