今週は、米経済指標の発表遅延によって様子見ムードが続き、方向感の乏しい一週間となりました。
AUDCAD（豪ドル／加ドル） は、豪雇用が弱く豪ドル売りが進行するも、流れが出ず上下動に終始。
来週は、金曜の米CPIが予定通り発表された場合、大きな値動きに注意が必要です。

相場環境チェック（動画あり）

• ドル円（USD/JPY）
  　米指標の遅延と国内政治要因が重なり、方向感が乏しい展開。
  　153円が抵抗帯、151円が中間点、149円が支持帯。
  　支持帯で反応しながらも、レンジ内での推移が続いており、明確なブレイクは見られません。

• ユーロドル（EUR/USD）
  　金曜終値は抵抗帯付近で、動きは限定的。
  　1.178が抵抗帯、1.166が中間点、1.154が支持帯。
  　先週と同じレンジ内で推移しており、方向感のない値動きが続いています。

• ゴールド（XAU/USD）
  　最高値を更新し、4400ドルを試す展開。
  　ただし、9〜10月の上昇は変則的で、過熱感が強いため押し目リスクに注意。
  　目安は4250／4300／4350ドル付近。
  　消去法で資金が流入しており、不透明感の象徴的存在となっています。

• AUDCAD（豪ドル／加ドル）
  　豪雇用の弱さを受けて豪ドル売り優勢。
  　0.663が抵抗帯、0.652が中間点、0.641が支持帯。
  　反発が入る場合は0.652のブレイクポイントを上抜けできるかに注目。
  　一方で0.641の支持帯を割り込むと、さらなる下落リスクも。

来週の注目イベント

• 10月24日（金）21:30　米CPI（消費者物価指数）※発表されれば大注目

👉 米政府閉鎖の影響で依然として指標スケジュールは不透明。
　もしCPIが予定通り発表されれば、ドルを中心に全通貨で大きな値動きが発生する可能性があります。
　週末にかけては急変動リスクを意識しておきましょう。

来週は「米CPI発表の有無と金曜の急変動に注意」

• 米政府閉鎖による指標遅延で不透明感が継続
• ゴールドは過熱気味、押し目リスクと資金流入の両面を警戒
• AUDCADは支持帯0.641の攻防に注目

👉 来週は、米CPI発表の有無が最大の焦点。
　発表されれば一気に相場が動く可能性があり、ボラティリティ上昇局面での無理なエントリーは禁物。
　リスク管理を徹底しながら慎重に対応していきましょう。