ロボット投資 週間相場解説

【FX相場解説】米GDPとPCEでドル売り、AUDCADは豪CPIで豪ドル高!来週は米雇用統計に注目

今週の振り返り:米GDPは限定的、PCEでドル売りに

どうも、ロボラボ石川です。

今週のマーケットは 米国GDPがプラス成長 となったものの、その伸びは 限定的 でした。数字としてはプラスですが、勢い不足感が強く「思ったより伸びていないな」という印象。ドル買いの材料にはなりませんでした。

さらに注目されたのは 米PCE物価指数。インフレが落ち着いてきたと市場に受け止められ、ドル売りが進行。結果的に8月の最終週は ドル安基調で締めくくり となりました。

こうして振り返ると、今週は「米景気は成長を維持しているが、インフレ鈍化でドルに重し」という流れだったと言えます。

AUDCADの動き:豪CPIと加ドルのせめぎ合い

豪CPIの強さで豪ドル高へ

AUDCAD(豪ドル/カナダドル)は、今週も注目の通貨ペアでした。発表された 豪CPIが予想以上に強い結果 となり、「豪州はまだ利下げは遠い」という見方が広がりました。これを受けて、豪ドルは急速に買われる展開 に。

カナダドルも堅調に推移

一方で、カナダドルも 資源価格の持ち直し や経済の安定感を背景に上昇。結果としてAUDCADは、豪ドル高と加ドル高の綱引き状態 に陥り、方向感が出にくい値動きとなりました。

週明けは両通貨ともに一旦の調整が入りやすく、戻りの動きが出る可能性 が高いと見ています。短期トレードでは押し目買い・戻り売りを意識する局面になるでしょう。


来週の注目ポイント:米雇用統計と月初のフロー

月曜は北米休場で薄商い

来週のスタートは、月曜日が北米の祝日 という特殊な環境。アメリカとカナダ市場が休場のため、流動性が低下し、思わぬ値動きに振られる可能性があります。

火曜は月初のNY市場に注目

火曜からは月初のNY市場。機関投資家の資金移動やファンドのポジション調整 が出やすく、ドルを中心に大きな動きが発生することがあります。8月のドル売りムードがここでリセットされるかに注目です。

最大の山場は金曜の米雇用統計

そして来週最大のイベントは、やはり 米雇用統計(NFP)

  • 強い数字 → 利下げ観測が後退 → ドル買い に傾きやすい
  • 弱い数字 → 利下げ観測が加速 → ドル売り が進行

どちらにしても、相場が大きく動くことはほぼ確実。トレーダーにとっては大きなチャンスである一方、リスク管理を怠ると一瞬で含み損を抱える可能性もあります。


まとめ:9月は波乱含みのスタートに

  • 米GDPはプラスだが勢い不足、PCEでドル売りに
  • AUDCADは豪CPIと加ドルの上昇で方向感が定まらず
  • 来週は北米休場、月初フロー、米雇用統計と重要イベントが続く

8月はドル安で幕を閉じましたが、9月相場は 米雇用統計の結果次第でトレンドが大きく切り替わる可能性 があります。

8月が終わって、いよいよ9月相場がスタートです。
米雇用統計をはじめ、動きのある展開が期待できます。
焦らずにマーケットと向き合いながら、一緒に乗り切っていきましょう!

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