週間相場解説

【FX相場解説】米政策金利控え、動意薄の一週間 豪CPIと加政策金利に注目

今週は、米CPIでも大きな動きは見られず、来週の米政策金利を前に手控えムードが続きました。


AUDCAD(豪ドル/加ドル) は、横ばいの展開が続く中で、来週の豪CPIと加政策金利が大きな材料となる可能性があります。


来週は、木曜早朝に米政策金利、金曜は月末最終日となるため、木曜の値動きには特に注意が必要です。


相場環境チェック(動画あり)

  • ドル円(USD/JPY)
     米CPIが材料不足となり、限定的な値動き。金曜終値は153円手前で、テクニカル的にはダブルトップ形成の可能性が浮上。
     目安は 153円が抵抗帯、151円が中間点、149円が支持帯。
     今後は米政策金利を受けて上下に振れやすい展開が予想されます。

  • ユーロドル(EUR/USD)
     週後半にかけてやや反発。
     1.178が抵抗帯、1.160が中間点、1.154が支持帯。
     米政策金利まではレンジ内での調整が続く見通しです。

  • ゴールド(XAU/USD)
     4400ドルから、一気に4000ドル付近までガス抜き下落。
     4000ドルが節目として意識され、ここからの再上昇には時間がかかる見込み。
     注目水準は 4000/4100/4200ドル。
     一旦の調整局面に入り、横ばい推移が想定されます。

  • AUDCAD(豪ドル/加ドル)
     横ばい推移が続く中で、水曜の豪CPI・加政策金利がトリガーとなる可能性。
     0.663が抵抗帯、0.652が中間点、0.641が支持帯。
     特に0.652の中間点を超えられるかどうかが、トレンド再開の分岐点となりそうです。


来週の注目イベント

  • 10月29日(水)9:30 豪CPI(Q3)
  • 10月29日(水)22:45 加政策金利発表
  • 10月30日(木)3:00 米政策金利発表(FOMC)
  • 10月31日(金)21:30 米GDP・加GDP

👉 特に水曜の豪CPI・加政策金利と、木曜早朝の米政策金利によって相場の流れが一変する可能性があります。


 また金曜は月末最終日でもあり、ポジション調整による突発的な値動きにも注意が必要です。


来週は「木曜の米政策金利と月末要因に注意」

  • 米政策金利を控えて、今週は方向感の乏しい展開
  • ゴールドは4000ドル付近で下げ止まりも、上値は重い
  • AUDCADは豪CPI・加政策金利でトレンド発生に期待

👉 来週は、木曜の米政策金利と金曜の月末要因が最大の注目ポイント。
 週中の乱高下リスクを想定し、リスク管理を徹底しながら慎重に対応していきましょう。

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