今週は、株安への警戒感が漂うなかでも米株は堅調に上昇し、感謝祭による薄商いでも底堅く推移する展開となりました。

AUDCAD（豪ドル／加ドル）は、豪CPI後の豪ドル高がじわじわ進行する一方で、軟調に推移。
トレンドは出にくく、引き続き小幅な上下動が中心でした。

来週は、FOMC前週となり、米利下げ観測の揺れと株価不透明感から、全体的に手控え姿勢が強まる見込みです。

相場環境チェック（動画あり）

• ドル円（USD/JPY）
  　円安牽制もあり、158円突破は叶わず横ばい推移。
  　抵抗帯 158.0円／中間点 155.4円／支持帯 152.8円。
  　20日線の上に位置し、**上昇トレンド継続の“踊り場”**の状態。

• ユーロドル（EUR/USD）
  　方向感のないレンジ。
  　抵抗帯 1.167／中間点 1.157／支持帯 1.147。
  　FOMCを前に、明確なトレンドは出にくい局面。

• ゴールド（XAU/USD）
  　4,400ドル再トライが視野に。
  　注目は 4,200／4,250／4,300ドル。
  　年末特有のリスクオフ資金流入もあり、上昇圧力は継続。

• AUDCAD（豪ドル／加ドル）
  　豪CPI後の豪ドル高でじわ上げするも、
  AUDCAD自体は弱含み横ばい。
  注目は 0.663（抵抗帯）／0.652（中間点）／0.641（支持帯）。
  大きな材料待ちで、方向感出にくい相場に突入。

来週の注目イベント

• 12月2日（火）10:00　パウエル議長発言
  　利下げペースに関する示唆が出ればドル主導で動きやすい。

• 12月3日（水）9:30　豪GDP（Q3）
  　豪ドル変動リスク大。

• 12月3日（水）12:15　米ADP雇用統計
  　FOMCに向けた“先読み相場”が発生しやすい。

• 12月5日（金）22:30　加・雇用統計

• 12月5日（金）24:00　米PCE

👉 最大のテーマは「FOMCを前に市場がどうポジション調整するか」
　大きなトレンドは出づらい一方、一時的な揺さぶりには要注意。

来週は「FOMC前で様子見・ポジション調整が中心」

• 株高が進むも、AI関連の過熱感や不透明感から慎重姿勢が継続
• ドル円は高値圏“踊り場”で急反落リスクも内包
• AUDCADは材料不足で方向感に欠ける展開が続きやすい

👉 12月相場は一段と上下に振れやすいので、来週は無理な追いかけは避け、慎重に対応していきましょう。