今週は、米CPIが弱く一時的に米ドル安となる場面が見られたものの、週央からは再び米ドル高が進み、金曜には円安が急速に進行しました。
全体としては、年末を意識したポジション調整が入り始めた印象の週となりました。
AUDCAD(豪ドル/加ドル)は、ハイテク株安に断続的に連動しつつも、値幅は限定的で、普段どおりの程よい上下動にとどまっています。
来週は、実質的に年内最終週となり、市場参加者の減少から流動性は低下傾向へ。週後半にかけては手仕舞い主体の値動きが想定されます。
相場環境チェック(動画あり)
大きな材料待ちで、方向感出にくい相場に突入。
来週の注目スケジュール
年末相場ということで、経済指標は前半に集中しています。
- 12月23日(火)
9:30 豪RBA議事要旨
22:30 米GDP、加GDP
24:00 米消費者信頼感指数
24日以降はクリスマス休暇に入り、主要市場はほぼクローズ。
実質的には23日までが調整局面の中心となりそうです。
ドル円(USDJPY)
ドル円は、日銀会合後の会見内容を受けて追加利上げ観測が後退し、週後半にかけて円売りが加速しました。金曜には一気に円安が進み、158円手前まで上昇しています。
注目される価格水準は、
- 158円:抵抗帯
- 155.4円:中間点
- 152.8円:支持帯
現在は抵抗帯ゾーンに差しかかっており、年末年始に向けては値動きが滞留しやすい位置と見ています。
ユーロドル(EURUSD)
ユーロドルは、1.18付近で上値を抑えられ、分かりやすく戻りをつける形となりました。年内は大きなトレンドを作るというより、今月の値幅内での推移が想定されます。
意識される水準は、
- 1.180:抵抗帯
- 1.163:中間点
- 1.147:支持帯
クリスマスを控え、方向感は出にくい状況が続きそうです。
ゴールド(XAUUSD)
ゴールドは木曜日に一時的に高値を更新し、4400ドル付近まで到達。現在は高値圏でのレンジ推移となっています。
注目水準は50ドル刻みで、
- 4300ドル
- 4350ドル
- 4400ドル
- 4450ドル
下方向では4200ドルが支持帯として意識されやすく、年末年始の地政学リスクや突発ニュースには引き続き注意が必要です。
豪ドル米ドル(AUDUSD)
豪ドルは、ハイテク株の下落に連動しやすい動きが続いていますが、年内の高値更新には至らず、12月のレンジ内での推移となっています。
- 0.671:抵抗帯
- 0.656:中間点
- 0.641:支持帯
ニューヨーク時間の株価動向と合わせて確認していきたい通貨ペアです。
ドルカナダ(USDCAD)
ドルカナダは、12月初旬につけた大陰線以降、その戻りの範囲内で推移しています。現在は支持帯付近で反発の兆しが見られています。
意識される水準は、
残りの年内は、この支持帯周辺での推移を想定しています。
豪ドル/加ドル(AUDCAD)
AUDCADは、18日の米CPI発表時に一時的な上下動が出たものの、全体としては非常に落ち着いた値動きでした。豪ドル・加ドルともに材料が出尽くしており、典型的な年末相場らしい推移となっています。
クリスマスを挟むこともあり、大きな方向感は出にくいと見ています。
マーケット全体の相関とリスク感
メタルでは、銅・ゴールドが揃って底堅く推移。年末の資金退避先としてゴールドへの資金流入が目立ちます。
株価指数は日米ともに横ばい基調で、下落警戒感はやや後退しています。
Fear & Greed Indexはニュートラル付近まで回復しており、過度なリスクオフは一服している印象です。
来週は「年末のボラティリティ低下」に注意
年内の重要イベントはこの週で一区切り。
年末相場のラストは、「ボラ拡大 → 鎮静化」の流れになりやすい傾向もあるため、
- 値幅は徐々に縮小
- 参加者減少による不規則な動き
- 手仕舞い主体の相場展開
こうした点を意識しながら、無理のない運用を心がけたいところです。
ゴールドは4300〜4400ドルを中心に推移を確認。
AUDCADは引き続き株価動向に注意しつつ、落ち着いた相場を想定しています。
以上が今回のマルチリーディング分析です。
内容が参考になった方は、高評価・チャンネル登録もぜひお願いします。
それでは来週も、安定した運用を目指していきましょう。
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週間相場解説
【FX相場解説】年末最終週へ|流動性低下で調整色が強まる1週間【12月21日】
今週は、米CPIが弱く一時的に米ドル安となる場面が見られたものの、週央からは再び米ドル高が進み、金曜には円安が急速に進行しました。
全体としては、年末を意識したポジション調整が入り始めた印象の週となりました。
AUDCAD(豪ドル/加ドル)は、ハイテク株安に断続的に連動しつつも、値幅は限定的で、普段どおりの程よい上下動にとどまっています。
来週は、実質的に年内最終週となり、市場参加者の減少から流動性は低下傾向へ。週後半にかけては手仕舞い主体の値動きが想定されます。
相場環境チェック(動画あり)
大きな材料待ちで、方向感出にくい相場に突入。
来週の注目スケジュール
年末相場ということで、経済指標は前半に集中しています。
英GDP、米PCE物価指数
9:30 豪RBA議事要旨
22:30 米GDP、加GDP
24:00 米消費者信頼感指数
24日以降はクリスマス休暇に入り、主要市場はほぼクローズ。
実質的には23日までが調整局面の中心となりそうです。
ドル円(USDJPY)
ドル円は、日銀会合後の会見内容を受けて追加利上げ観測が後退し、週後半にかけて円売りが加速しました。金曜には一気に円安が進み、158円手前まで上昇しています。
注目される価格水準は、
現在は抵抗帯ゾーンに差しかかっており、年末年始に向けては値動きが滞留しやすい位置と見ています。
ユーロドル(EURUSD)
ユーロドルは、1.18付近で上値を抑えられ、分かりやすく戻りをつける形となりました。年内は大きなトレンドを作るというより、今月の値幅内での推移が想定されます。
意識される水準は、
クリスマスを控え、方向感は出にくい状況が続きそうです。
ゴールド(XAUUSD)
ゴールドは木曜日に一時的に高値を更新し、4400ドル付近まで到達。現在は高値圏でのレンジ推移となっています。
注目水準は50ドル刻みで、
下方向では4200ドルが支持帯として意識されやすく、年末年始の地政学リスクや突発ニュースには引き続き注意が必要です。
豪ドル米ドル(AUDUSD)
豪ドルは、ハイテク株の下落に連動しやすい動きが続いていますが、年内の高値更新には至らず、12月のレンジ内での推移となっています。
ニューヨーク時間の株価動向と合わせて確認していきたい通貨ペアです。
ドルカナダ(USDCAD)
ドルカナダは、12月初旬につけた大陰線以降、その戻りの範囲内で推移しています。現在は支持帯付近で反発の兆しが見られています。
意識される水準は、
残りの年内は、この支持帯周辺での推移を想定しています。
豪ドル/加ドル(AUDCAD)
AUDCADは、18日の米CPI発表時に一時的な上下動が出たものの、全体としては非常に落ち着いた値動きでした。豪ドル・加ドルともに材料が出尽くしており、典型的な年末相場らしい推移となっています。
クリスマスを挟むこともあり、大きな方向感は出にくいと見ています。
マーケット全体の相関とリスク感
メタルでは、銅・ゴールドが揃って底堅く推移。年末の資金退避先としてゴールドへの資金流入が目立ちます。
株価指数は日米ともに横ばい基調で、下落警戒感はやや後退しています。
Fear & Greed Indexはニュートラル付近まで回復しており、過度なリスクオフは一服している印象です。
来週は「年末のボラティリティ低下」に注意
年内の重要イベントはこの週で一区切り。
年末相場のラストは、「ボラ拡大 → 鎮静化」の流れになりやすい傾向もあるため、
こうした点を意識しながら、無理のない運用を心がけたいところです。
ゴールドは4300〜4400ドルを中心に推移を確認。
AUDCADは引き続き株価動向に注意しつつ、落ち着いた相場を想定しています。
以上が今回のマルチリーディング分析です。
内容が参考になった方は、高評価・チャンネル登録もぜひお願いします。
それでは来週も、安定した運用を目指していきましょう。
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