週間相場解説

【FX相場解説】米雇用統計は弱くドル安、来週はCPIに要注意!

どうも、ロボラボ石川です。

今週は実質的に 火曜日が月初スタート となり、欧州時間から相場が乱高下。その後の注目イベント、金曜日の米雇用統計は予想より弱い数字 でした。これによりドルは大きく売られ、利下げ観測が一気に強まる展開 となりました。

さらに同日に発表されたカナダの雇用統計も弱く、こちらも加ドル安に直結。結果として 週末はドル安+加ドル安の二重構造 が目立ちました。ドル円は一時147円台で支えられましたが、146円台後半を割り込むと下げが加速するリスクが残っています。


AUDCADの動き:豪GDPと加雇用統計が材料

豪GDPが強く豪ドル高要因に

今週のAUDCADは材料が豊富でした。豪州のGDPは予想を上回る強さで、豪ドル買いが優勢。インフレや景気の強さが意識され、豪ドルが上方向に支えられる流れになりました。

カナダ雇用が弱く加ドル安

一方で、カナダの雇用統計は弱い内容となり、加ドル売りが進行。その結果、金曜日のAUDCADは大きく上伸。年初来高値付近に迫る展開も見られました。ただし、週明けは反動の戻り が出やすく、急上昇後の調整に注意が必要です。


来週の注目ポイント:CPIと各国指標

米CPIでドル安が加速するか?

来週最大の注目は、木曜日の米CPI です。インフレ指標であるCPIは、今後の政策金利を占う重要な材料。もし予想を下回れば、ドル安がさらに進むシナリオ が想定されます。逆に強い結果なら、一時的にドル買い戻しが入るかもしれません。

その他の経済指標にも注目

  • 9月4日(火):日本GDP
  • 9月10日(水):中国PPI、米PPI
  • 9月11日(木):ユーロ圏政策金利、米CPI
  • 9月12日(金):英国GDP、米ミシガン大学消費者信頼感指数

特に11日の米CPI前後の時間帯 は、相場が大きく動く可能性が高いので要注意です。


相場環境チェック(動画あり)

  • ドル円 は147円がサポート、割れると146円台半ばまで下落リスク。
  • ユーロドル は1.18手前の抵抗帯を抜けられず。CPI次第で上方向ブレイクの可能性。
  • ゴールド は最高値を更新し3600〜3700ドル台を意識。調整局面でも買い意欲は強い。
  • AUDCAD は0.913付近のレジスタンスを試す動き。週明けは一度の押し戻しに注意。

来週は「ドル安の加速に注意」

  • 米雇用統計が弱くドル安+利下げ観測が強まった
  • AUDCADは豪GDP強・加雇用弱で上伸、週明けは調整の可能性
  • 来週最大の注目は米CPI、結果次第でドル安がさらに加速する可能性

👉 CPI前後は値動きが荒くなりやすく、反動の戻りを含めて急変動に注意していきましょう。
9月は始まったばかり。慌てず落ち着いて、一緒に相場を追っていきましょう!

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